ノーヒットノーラン

いつだって僕はギリギリになっては焦って後悔をする。でもそんな姿を誰にも見せないせいか「プレッシャーを感じなさそう」とか「任せとけば大丈夫」とかそんな好き勝手を言われ続け、本番では最前線の矢面に立たされ続け、すべることを許されない空気の中で降ってくる矢を払えるだけ払い続けてきた。盾なんて持ってない。刺さるもんは刺さる。 悪いイメージが消えない。ポジティブになんてなれない。でも今日は来てしまった。できないことはできない。やれることをやる。勝ちたい。